立山連峰「スロー登山を楽しむ」 高田幸夫 記

西日本

 夏山シーズンがやってまいりました。過去に登った立山連峰の映像を編集して映像作品が完成しました。

■作品の背景

 私の趣味の一つに登山があります。若き頃、重い荷物を背負って頂上を目指して必死に登ったものである。頂上を極めたときの喜びは今でも忘れられない。
 70 歳を過ぎた今でも山登りに対する憧れがある。これからは頂上を極める山登りではなく自然を味わいながら楽しむ山登りをしたいと思う。

 

立山連峰 立山ホテル

 山登りには「登山」と「下山」がある。青春の頃の山登りは「登山」に意味があると考え、頂上に達した時はクライマックスとなり、雲海を眺めながら最高の達成感を味わった。一方「下山」は”オマケ”か”付録”のように思って、時には走って駆け下りたときもあった。

 しかし、最近では「下山」にこそ意味があり、もっと楽しめるように思ってきた。下山するとき転倒しやすく注意は必要であるが、「登山」では味わえない余裕がある。足元に咲く可憐な高山植物の花も綺麗だ。立ちとどまって見下ろす下界の展望も素晴らしい。視野を広げたり、遠望したりすると感動の連続である。道行く人との会話も楽しいものである。

■人生の下山を楽しむ

 人生にも「登山」と「下山」がある。体力的にも峠を越えると下山の道を歩くことになる。しかし、その道は付録の道であってはならない。工夫次第で「下山」が楽しくなる。
 私の故郷・富山の立山連峰でスロー登山を試みてみた。スロー登山の楽しみ方をビデオ作品にした。

 スロー登山を楽しんで人生を豊かに優雅に実り多いものにしていきたい。クライマックスは「山頂」で終えるのではなく、「下山し終える」まで続けられるように思って来た。是非ご覧頂きスロー登山を是非体験して頂きたいと思っている。
 国内旅行を対象にした旅行代金半額支援の「Go TO トラベル」事業が始まりそうです。国内の自然がいっぱいの所であれば新型コロナにも安心できそうです。

■作品の見どころ

  1. 室堂平から浄土山まで
    • 立山カルデラ展望台・岩場登り
    • 北アルプスの山々と雲海
  2. 尾根伝いに立山山頂をめざす 
    • 残雪の残る山々と室堂平・立山山頂・眼下の黒部ダム
  3. 下山を楽しむ
    • 雪渓を歩く・人との出会い・みくりが池と立山連峰
  4. 弥陀ヶ原高原を歩く
    • 夕暮れと夜明けの大日岳・弥陀ヶ原湿原ウォーク

西日本

コメント

longstayclubをフォローする
テスト環境(関西3)